POSracing PRADO・SURF 5VZ-FE 等長フロントパイプについて
パドックでは、5年ほど前より確実にエンジンのパワートルクが上がる部品としている三菱・いすゞ等 V6エンジンの等調パイプを製作してきました。
本来ならエキゾーストからタコ足にして、製作するのが理想ですが、コストと取り付けるスペースなどを、考えますと非常に困難を極めます。
とくにタコ足は理想の長さ・形を求めると、どうしてもスペースが狭く、それに妥協して無理に作っても、性能の向上がなければ見た目だけになります。
ですから、あえてそこはノーマルのままで、もっと排気効率をあげ、とにかく低速トルクは落とさず、高回転の吹けあがりは良くなると言う事にこだわりました。
この事はマフラーでも言えますが、最近の価格・競争上、コストを下げた事により、直管マフラー・ストレートに近い物を取り付け、トルクが無くなり、低速が力なく感じられ、走りずらくなったと言う問い合わせも有ります。
なぜ?等長パイプを付けると良くなるのか・・・
まず、ノーマルのエキゾーストパイプを良く見ると左右の長さが大きく違います。
これは、各メーカーが大体そう作られています。参考ですが、実際メーカーが、初めから等長をやっている。
たとえば、いすゞウィザード最終モデル3.2Lガソリン。
最近では、レガシー・インプレッサです。
今回の120プラドについては、ノーマルのエキゾーストパイプ。
右の画像で、外見上は60㎜有りますが、はずして見ると左バンクはミッションの上を通り、約50㎝。右は10㎝ぐらいで集合されてます。
今回の120プラドについては、ノーマルのエキゾーストパイプ。右の画像で、外見上は60㎜有りますが、はずして見ると左バンクはミッションの上を通り、約50㎝。右は10㎝ぐらいで集合されてます(上図参照)。
その後60㎜のパイプからフランジの中では44ミリに細くなり、さらに排気干渉しないように集合の部分では、二つに分かれそして触媒にとなってます(画像2参照)。
画像2
このような状態では、いくらマフラーを変えても少しは良くなりますが、それ以前の方をなんとかしたら、もっと良くなるという確信がもてます。
外側60㎜が実は、内側44㎜。
しかし、実話。これからが大変なのです。
等長パイプの特徴として、パイプが太すぎてもトルクが出ません。
それと、等長の集合のところまでの長さが短くても、あまり変わりません。
これは何回かのテストで、すごく重要なポイントです。
ですから、製作の段階で、短いほうに合わすのではなく、ある程度、長くして左右の長さを取ってます。
ですから、よく製品は長いほうを基準にするので、一見、片側が無駄のような長さを取ってます。
これはどうしても必要なのです。
それときれいに排圧を、効率良くするには、これはこだわりですが、絶対パイプの芯円は、どこも同じ径にしたいのです。
それと、いつも試作の段階では、触媒を装着する事が前提でテストし、その状態でパイプの径も色々とテストをしています。
そうなると、機械曲げでは出来ません。
どうしても20ピースぐらいの部品から、1ピースづつ、組み立てになります。
当然、手作りになります。オールハンドメイドです。これが特徴です。
それと、よく「何馬力上がりますか?」と、問い合わせが有ります。
これについて、 は昔からあまりやりません。
これについては、あくまでも実際テストをして何回も走り込み、最終的には、装着して走って、フィーリングが一番重要です。
いつも、最終テストは同じ車に実際乗っている人に体感出来るかを確認してから販売になります。
今の時代にしては手作りで、人間の感性で、と古い方法ですが、良いもの・商品の品質・性能にこだわり、部品を作りたいと思います。
あと、この商品に関しましては納期等で、ご迷惑をおかけする事があります。ご了承下さい。
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