FJクルーザーの足廻り
今回は、フロントの独立懸架について、少しふれて見たいと思います。
以前から良く「四駆はホーシングの方が良い」と言う声が、多く聞こえます。
じゃー何故?独立懸架が駄目なのか??
四駆のレースに携わる用になり「30年」
もちろん最初は、三菱ジープやBJ40ですからホーシングでした。
ところが「三菱パジェロフォルテ」が出て、この辺から独立懸架の足回りの改造が始まりました。
最初は「確かにドライブシャフトが強度不足で折れたりして」完走が出来ませんでしたが、レース予選のタイムアタックでは「ダントツのタイム」が出るし、とにかくコーナーのスピードの違いには「ビックリ」でした。
その後、パリダカールやバハのレースでは「四輪独立懸架の時代」になり一般車両の、ほとんどの四駆は「フロント独立懸架・リアホーシング」の時代になりました。
まあーそんな中での「FJクルーザーの復活」
さすがに、40・70系のフロントリーフではなく「フロント独立懸架のリアはホーシング」でしたね。
しかも、アメリカで先に販売。
いかに 日本では 四駆ユーザーが 減ったからなのか?それとも「トヨタの戦略?」
いいだけ日本のユーザーは、待たされましたね(笑)
さあ、フロント独立懸架についてですが、トヨタで言うと61サーフ・130サーフ・ランクル100から、色々と取り組んでいます。
ただし、この頃は同じ独立懸架でも「サスがトーションバー」なので、フロントサスが ストラット方式の独立懸架は「95プラド・185サーフ」が、はじまりでFJは、どちらかと「この流れのタイプを使用」しています。
まず、すべてこのタイプに言えることは
1 フロントの足 伸び側のストローク規制。
これは、足が下に伸びた時「必ずドライブシャフトの角度には限界が有り、その規制をフロントショックが伸びきった時で、ドライブシャフトの伸び側も規制」しています。
もちろん、スタビもその役目のヘルプもしていますが、最終的には「ショックの長さで決まります」
同じ事は、95・120プラド・185・215サーフ・ランクル100・200も言えます。
良く問い合わせがある、ドライブシャフトのトラブルは「ショックの長すぎ」がほとんどです。
メーカーは、かなり安全マージンをとっていますので、少しは伸ばす事は出来ますが、 この辺は、良く構造を考えないとラリーではすぐ破損してしまいます。
2 次にバネのレート・アーム等の構造については、次回にでも…