FJクルーザーの足まわりについて
約1年間いろいろとやってみましたが、特にフロントショックのストロークについては、あまり余裕がなく「ちょっとオフロードを走り込む方は、気をつけた方がいい点について触れたいと思います」
まず、元々のノーマルサスのセッティングの場合、リアの方がちょっと上がり気味になっていますので、このバランスを「どうするか」
それによって、前側に対して「どうしても加重がかかりやすくなります」
問い合わせが来る質問などを例にあげると
ブレーキングの時に
- 「フロントが沈む」
- 「なんとなくフラフラする」
- あと、「車高を上げたらハンドルが軽くなり、直進性が悪くなった」
- 「リフトアップしてオフロードでフロントドライブシャフトを破損した」
など、最近特にご相談が多くあります。
そこでまず、お客さんによって、ここを「どうしたいか」が問題で、的確なアドバイスがないと「お金をかけたのに、思いと違うことに」なります。
他にも、こんな相談を受けます。
「車高を上げたい」と言ったら、「ショックを換えると上がりますよ」と言われたと…(汗)
これは、ほとんど変りません。
この辺については、説明のしかた・捉え方にもよりますが、やはり現車をショップなどに持ち込んで「よく説明を聞いてから、どのようにするかを決めた方がいい!」です。
そこで「じゃーノーマルのアッパーアーム等でどのくらいまでが限界か触れてみたいと思います」
特にフロントサスについては、独立懸架なので、どうしてもアライメントが関係してきます。
当社では、基準に収まる車高としては、フロントでアッパーアームなどを交換しない場合30ミリぐらいです。
50ミリまでいくと、近い数字でアライメントを合わせるしかありません。
次にストロークですが、あまり長いショックを入れると、構造的には伸びの規制はショックの長さで止めているので、ショックが長過ぎ、ドライブシャフトが破損します。
あくまでも、足が「接地している時」は大丈夫ですが、雪中で「下に伸びた時」やオフで「前輪が浮いたような時」です。
リアについては、フロントよりは余裕が多少有ります。
いずれにしても「50ミリ以上」上げると「ラテラルロッドを調整タイプ」に交換します。 あと、リアのショックが届かない場合もあります。
現在、当社FJはサスはノーマルを使い特注ビルシュタインで、フロントを車高調整で15ミリ上げてます。
リアが少し上がり気味なので、もちろんあまり荷物を積まないことをふまえてセッティングしてます。
あとは、ボディーリフト2インチです。
ショックについては、フォックス(FOX)でもセッティングデータは有りますよ。
とことん、ショックのセッティングは、試作・試験しましたので、オフロードに限らず 乗り心地を改善したい場合でも、お気軽にご相談下さい。
また、実際に当社のFJがどんな乗り心地なのかを体験してみたい方は、本店・札幌店に事前にご連絡頂ければ、試乗も可能ですので、一度ご連絡ください。(道内に限る)
※7月21日のキャンプにデモ車FJを持って行きます