2009 年 3 月 11 日

最近

Filed under: 語り — admin @ 11:38 PM

「どうも面白い四駆が出ませんね!」そんな声が良く聞かれます。
では、どんな四駆と聞くと、色々とエンジンがこれでデフはあれでとか、こんな話をよくします。
でも、これってすごく時が過ぎたのかな、とも思います。(笑)
俺が四駆に興味を持った時、何年前?え!もう30年だ。
それは今でも忘れない、もう吹雪の中一台の黄色いランクル40が、ボンネット近くある雪をチェーンを巻き走ってきました。
中学生の俺には、ものすごい感動で、それからは必ず大人になったら乗ろうと決めてました。
そうして5年後に40を買いました。
この時から四駆の改造が始まります。 
このころ四駆は本当にシンプルで、カセットもついてなく機能面だけでこの車をどう改造しよう!
と毎日、夢を膨らませ考えていました。
でも当時は今のようにマーケットには部品がほとんどなく、やりたくても何も出来ないのが現状で、ほとんどがレースのサポートカーとして活躍するだけでした。
そんな時、友達がアメ車にはまってアメリカから雑誌を買って来て、それを見ると もうビックリ!V8エンジンを積んだランクルが、12.5インチのタイヤを履きリフトアップもしてあり、オーバーフェンダーも付き、これだ!と思い、どうすればこうなるのかを、真剣に考える日々。
そのうち今度は4×4マガジンに出会い、当時、大阪のかみタイヤや名古屋グランドオスカー、それから俺の40が出来て行きます。
当時、ダートラやラリーも車も改造してたので部品はすべて自分で組み込み、 ロールバーはステンレスでワンオフ品の6点式。
夏はベストトップの幌。
冬はキャビンを着け、パワーが足りないのでターボを付けた(良く壊れたけどね(笑))
良く、パドックさんは三菱系ですね。とか言われますが、
最初は、トヨタ系でした(笑)
それから半年後にジープも買ったけどね。
まあ、これが俺の四駆の始まりです。
そして車が出来上がる頃には、車検が来て戻したりしてね(笑)
そして海に行くと、少しずつ改造したランクルやジープが集まり自然にクラブができ、遊びに行き色々と改造の話しをして、そのうちに俺のところがたまり場になり、四駆は馬でパドック!まあ本当に自然の流れだよ。
だから最近は出来ている物をとり付けるのと、その車のために作るのとでは、ちょっと違いが有ります。
そんな事にもおもしろさがなくなり、車も面白くないのかな。
じゃあ好きなエンジン・好きなボディー。
何でも作れば、これが最近の俺流。
どこかで聞いた言葉ですが、 そんなところにどうしても行ってしまいます。
もちろん、車検も取りますよ。ちゃんと出来ない事ももちろんあるしね。
ここにも少し言いたい事がある。ここ何年か前から、改造の車検がすごく簡単になりました。

これについてですが、その前までは変更書類が10センチにもなったのに、今はかなり少なくなりました。
だから何でもいいのか。これが問題です。最近は受かればいい。でも壊れる。
問題は車検に受かってもすぐ壊れる車は、プロとして正直おかしいと思うんだよね。
特に足回りはキットを組めばいいのではありません!!
特にアメリカ製など、実際に向こうに行くと、 ボルトオンキットなどは組み立ての段階で、仮止めするための穴であり、 しっかり合わせて部分的には溶接をする事なんて良くあります。
その事を組み込んだ人が知らない。
お客さんが「何か足の付け根が動くみたいだ」と聞いたらアメリカ製だし、 穴が大きかったからと言われた。
この言い方は本当に残念。(笑)正解は位置を出すため。
穴は少し大きめで仮止めのあと、しっかり溶接して下さい。
これがまた車検に受かるんです。
あんなにうるさかった車検が、ものすごい矛盾ですよね。もちろん、乗り方によっても壊れますが、
残念なのはプロの人がわかってない。ではプロって何?取り付けをしてお金をもらう人です。
この人は言われた物を装着してあげたんです。
こんな事言い始めるときりがないのでやめますが、あなたも最初は、雑誌や写真など見て「こんな車にしたい」と思うはずです。
それとこんなロックや山などを走れたら!と思ったら、色々なお店にまず行って見ることです。
メリットとデメリットを聞いて「まず、しっかりと説明してもらえるかどうか」これが大事です。
今、俺は300馬力程度の四駆でタイヤは35インチで、最強の車を作るには?と考えたら
例えば、デフは三菱・エンジンはトヨタ・ミッションは日産。
すべてデータがありその情報があるから、新しい車にチャレンジするのです。
まあ、こんな夢を見ながら色々と話しをするのも楽しいですよね。
もちろんレースカーなどは、このようなデータをベースに作ります。
あとは人間にもリミッターがたまには必要だけどね。(笑)