FJクルーザー用アップスプリングの開発について
前回に続き、今回はスプリングについてです。
スプリングの開発は「もう半年ぐらい色々と考え現在進行中」です。
今回は、開発のプロセスについて少しふれて見たいと思います。
まず、 最初にノーマルのサスショックで、色々なステージを「約1万キロほど」 走行してみます。
その後にショックを「何セットか交換して」特に、今回はビルシュタインの黄色とフォックスが2バージョン(2種類)・特注ビルシュタイン3バージョン(3種類)を「それぞれ、最低2000キロ」で1万キロ以上走行してサスをノーマルの状態での走行データーを、とりました。
これは、FJに限らずジムニー・パジェロなど、ほとんどのクルマを同じように行い、ここから、今度は「ノーマルサスの限界を見極め」たうえで、たとえば「競技・耐久レース用」理想のバネレートを決めて、試作に入ります。
そこで、ノーマルサスのバネレートについて、少しふれて見たいと思います。
あくまでも「当社の測定」です。
フロントLが15.5㌔・Rが15.2㌔
まず、フロントが左右で若干違います。
リアは、5.6㌔で 左右同じです
もちろん、特にフロントは、独立懸架なので、タイヤのところで「直接15㌔」ではありませんが、同じタイプの足回りのプラド150や120から見ると「ノーマルバネでも」まあまあ、使えます。
良く問い合わせの多い「スプリングを変えたらロールが多くなったとかピィチィングするとか」は、ノーマルバネレートより柔らかくなったバネで、車高を上げたらさらに起こりやすくなります。
この続きは、次回に致します。