2011 年 7 月 7 日

最近のジムニーについての多い「よくある質問」

Filed under: 語り — admin @ 12:01 AM

その1

北海道は、どうしても雪道を四駆に入れたまま走ることが多くなります。
夏にクルマを買い、リフトアップして「いざ!!雪道へ」でハイレンジ四駆入れたら「フロントから異音がする」と言う問い合わせです。
 もちろん、当社に来る前にスズキに言ったら「改造しているから」で終わらされる場合があり、セールスを通じて来店する人がいます。
 これは、今に始まった事でなく、JA11の時からあった事です。
特に、フロントサスを、5センチ上げたらほとんど音が出てもおかしくなく、逆に、当社では、2インチ上げたら音がプロペラから出るので「止めた方が良いですよ!」と言い、 話を聞いてもらい、冬道で、四駆に入れたまま、アクセルのオン・オフの繰り返し時に出る音の事を、かなり説明して来ました。
 それでも、理解してもらえなく「ジムニーはいじりたくない」と(笑)

そんなふうに思われたかもしれません。

 そんな時に、じゃーと言う事で「音の出ない快適シリーズ」を作る事にしました。
ジムニーは特に、自分でパーツを組み込む人も多く、まずサスを付けてもプロペラ鳴りのしないサスを。
特に、ふだんメーカーは「4人乗る事・荷物を積む事考え」セッティングをしているので、どうしても「リアが固めに」バネは作ります。
ジムニーでは 空気圧をみたらわかります。
リアが多めに設定され「どうしても、ブレーキング時に、フロントが沈み、そんな時段差があれば、後ろがはねます」それだけを快適にするため、フロントサス25ミリアップ。
それだけで変わります。

次に、前後セット約40ミリアップショックは、ノーマルでも大丈夫です。
これが基本です。
さらにダートを60から70キロぐらいで、林道を走る設定でのビルシュタイン製特注ショック。
これも、減衰力設定が3タイプ。
もちろん、ロングタイプなど色々と選べます。
あとは、25ミリ、オノウエさんのボディーマウントのゴムを変えたり、ここで、25から50ミリあげて、車高を上げるのが「異音のならない【快適シリーズ】のジムニーの改造」を提案します。

 もちろん、他のやり方も組み方もありますが、特に人間は音には最初は我慢しますが、だんだん、気になり、気になり始まると大きく聞こえます(笑) 

その2

それは、よくユーチューブなどにも画像のあるシミー現象です。
この相談が、最近はものすごく増えています。
これについては、かなり当社では、前から色々とやっていますが、ひとつ言える事は「これだと言う場所」1箇所で起きている事ではないと言うことです。
 これは、文章で説明するのは難しいのですが、たとえば「タイヤが減ったり」「ホイルバランスが取れてなかったり」「ラテラルロッドのブッシュがひび割れたり」何か一つの要素が、シミーにつながる原因を作り、最悪の場合、タイヤが「キイキイ音を出すほどハンドルが左右に動きます」
 これが出たとき、一瞬、ビックリして完全に車が壊れたと思うぐらいです。
 「最初は、少し軽く出て、そのまま走っているうちにひどくなる!」ですから、早めに手を打つことです。
そのためには、色々と検証することが大切です。
あと、これについてはホイル単品でバランスを取った時に、シングルの数字以下をお奨めします。
特にバランスのウエイトが落ちて、急にシミーが出た人もいます。

まず、4本のタイヤの見て下さい。
それから、プレロードやリーディングアームブッシュ・ラテラルブッシュ。
これも、取り外し確認して下さい。

 最近では、オノウエさんのプレロードを調整できるのが良いです。
シムだと、左右で違う場合もあるので、必ずプレロードは、単体で測定します。

いずれにしても、バランスの崩れた部品やタイヤ・ホイルとの組み合わせから、出るものがほとんどです。
あと、リフトアップしてキャスターの補正はしてあることなど「基本的なパーツは、交換していることが前提です。」
補正パーツを組んでなく、3インチ上げてるくるまは、走りだしたとたんに出る車もあります

 このシミー現象については、ジムニーのノーマルのキャパ不足から発生することも考えられます。
とくに、ジムニーはこの辺をよく考え部品を選択することが必要です。

その3

 最近 黄色いナンバーには、オーバーフェンダーは「片側1センチ」しか、幅に余裕がなく付けられないことです。
軽規格が変わったから、大丈夫と言われたと言う質問もあります。
ですが、それは違います。